フォーサム2016東京の学会の話題のひとつマイオピンに、つきまして報告いたします。
マイオピンは、低濃度アトロピンです。以前からある1%アトロピンを100倍に希釈したものです。
1%アトロピンはが、調節力を取り、その人の本当の度数がわかることは、以前から報告されてました。そのため、調節力が沢山ある子供さんの検査に使われていました。
ですから、主に弱視の検査や治療に使われていました。ただ、一度点眼すると、2週間以上散瞳(黒目が大きくなる)が続くため、眩しい状態になります。
1%アトロピンを100倍に希釈すると、散瞳状態にならずに、調節がかかるのを軽減できて、近視化するのを防ぐという目的で、マイオピンが作られました。マイオピン点眼で、眩しくなることはありません。一日一回の点眼です。
また、マイオピン点眼で近視の進行を60%軽減できたという報告もあります。
学会では、オルソケラトロジーにマイオピン点眼で、さらに近視進行を抑制できると報告されてました。
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