1週間連続装用コンタクトは、注意して使用する必要があります。
コンタクトレンズを連続装用すると、就寝時間の間は涙はほとんど出ない(起きている時の10分の1)ため、6日間は危険な状態に目をさらしていることになります。そして、もし茶目(角膜)を痛めた場合は、治るまではレンズを中止しないと、ドンドン悪くなります。
ですから、ワンデーソフトコンタクトレンズとの併用をお勧めします。
八丁堀眼科医院で取り扱っている1週間連続装用ソフトコンタクトは、下記2種類です。
@アキュビュー(中心厚
0.070mm)
<医療用具承認番号:20300BZY00736000>
長所;含水率が高く、酸素がよく通る。
短所;周辺部が薄いので、取り扱いが難しい。
Aシークエンス(中心厚
0.035mm)
<医療用具承認番号20200BZY00770000>
長所;汚れにくい。結膜アレルギーを起こしにくい。
短所;含水率が低いく、酸素はあまり通らない。
こうやって、見ると両極端のレンズですが、割と両方とも比較的トラブルは少ないです。しかし、私の経験では、過去に両方とも角膜潰瘍などの大きなトラブルを経験しています。突然に大きなトラブルを来たすことがあります。
シークエンスの方が長期すると酸素不足による角膜パンヌス(茶目に血管が入る)という良くない要素が出て来ます。気をつけて使ってください。八丁堀眼科では、角膜パンヌスの治療として、角膜新生血管治療を行っています。
(平成18年2月14日加筆)
|